植物由来素材・研究開発特集2026年9月 / 詳細特集号
CICA SCIENCE JOURNAL

研究ノート / 原料の分析・観察

RESEARCH NOTE / 原料分析

観察された反応から、次の研究へ。

原料そのものを測定した探索的な分析です。食品の摂取効果や、化粧品の塗布効果とは区別して紹介します。

反応を捉える。その先の仕組みへ。

ONGOING RESEARCH

03 / A NEW RESEARCH QUESTION

植物由来の試料で、
抗体反応のシグナル。

ツボクサ抽出物とエクソソーム原料を、ヒト成長因子関連抗体アレイで比較。複数の抗体スポットに反応シグナルが観察されました。

測定したのは原料そのもの。細胞が成長因子を発現したことを示す試験ではありません。ABioは、何が抗体と反応したのか、その正体を調べる研究を続けています。

観察と仮説を、次の検証につなぐ。

抗体に結合した成分の候補を調べることと、細胞に生じる応答を確かめることは、別の検証課題です。交差反応は候補の一つであり、現段階で原因を確定するものではありません。

ABioの研究仮説

植物由来成分が細胞応答に関わるのではないか。抗体反応の正体と、細胞内シグナルへの作用を分けて検証します。

測定対象ツボクサ抽出物エクソソーム原料
EGFEGF:抽出物の反応スポットEGF:エクソソーム原料の反応スポット
GDNFGDNF:抽出物の反応スポットGDNF:エクソソーム原料の反応スポット
PDGF-BBPDGF-BB:抽出物の反応スポットPDGF-BB:エクソソーム原料の反応スポット
VEGFR-3VEGFR-3:抽出物の反応スポットVEGFR-3:エクソソーム原料の反応スポット
VEGF-DVEGF-D:抽出物の反応スポットVEGF-D:エクソソーム原料の反応スポット
原画像の一部を抜粋。濃淡の補正・再生成はしていません。VEGFR-3は受容体の項目です。名称は検出対象を示し、物質の同定結果ではありません。

交差反応・試料干渉などの追加検証が必要です。ヒト成長因子の含有、同等の活性、経口効果は未確認です。